メスの繁殖犬を引き取ったら確認すること

公開日: 更新日:

 より心配なのは、下腹部の膨満と便の停滞でした。子宮の腫れが連想されます。話によると、自宅に連れてきてから、便秘がちで、排便は2、3日に1回。腹部の触診から、便の停滞を認め、子宮の腫れはありませんでした。改善策として、炊いた米をフードにまぜたり、ネコ用の毛玉対策おやつを勧めたりして、手術を待つ間、摘便したこともありました。

 飼い主さんは、便秘もあって子宮のトラブルを心配されたようですが、実は私は、すでに理解ができていたのです。

 このワンちゃん、腹部に太い手術痕があり、帝王切開を何度か経験したことがうかがえます。この手術によって、子宮体の一部が、腸間膜もしくは腸の表面に癒着して腸の動きを悪くしていた可能性が考えられたのです。特に偽妊娠期は、子宮が腫れ、癒着部が腸を引っ張るため、余計に腸の動きが悪くなり、便秘が悪化します。

 発情休止期になり、避妊手術をすると、案の定、子宮体に腸間膜が癒着していました。卵巣と子宮を切除したほか、癒着した腸間膜を剥離したことで、手術は無事終了。その後、便秘は解消、毎日快便だそうです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    麻生太郎が「皇室典範」改正を急ぐ理由は…“日本会議の30年の集い”に間に合わせたいから

  2. 2

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  3. 3

    福山雅治も結婚後は苦戦…亀梨和也も正念場を迎えている

  4. 4

    大谷翔平のホワイトハウス訪問に思わぬ落とし穴…トランプ大統領の「余計な援護射撃」に要注意

  5. 5

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  1. 6

    日本ハム伊藤大海が受けた甚大被害 WBC「本当の戦犯」は侍ジャパンのベンチだった!

  2. 7

    佐藤二朗vs橋本愛ハラスメント騒動は「文春嫌い」「フジテレビ嫌い」「共産党嫌い」が絡み合うカオスに

  3. 8

    国会嫌い高市首相「2つの疑惑」からの逃げ切りも画策…逆ギレから3週間、「秘書陳述書」提出の動きなし

  4. 9

    要潤、玉山鉄二、速水もこみち…40代イケオジ俳優3人の「人生いろいろ」

  5. 10

    西武は渋谷店閉店、池袋本店はヨドバシカメラに…海外ブランドに振り回される国内百貨店の実態