大井町の「大衆酒場こいさご」は午後2時から老若男女で大賑わい
カウンター内にはモツ煮込みと大根、豆腐、煮卵のそれぞれの鍋が湯気を上げている。そばにいる夫婦は煮込み豆腐にモツ煮をのせた「かさね」を注文しようとしている。カミさんが「あたしは豆腐食べるからあなたはモツを食べて」って、それ別々に頼めるよって余計なお世話の還暦男。袖すり合うも多生の縁。つい隣同士、声をかけてしまう。それもカウンターのいいところだ。
お、もう帰る客がいるぞ。飲み達人の還暦1人客は長っちりしない。飲み方が潔い。が、2軒目の早く開いているスナックに寄っちゃうと途端にだらしなくなるのがこの世代の特徴。ところで店長、「こいさご」って何? 「小砂って書くんですけど、親父の故郷栃木の村の名前なんですよ」。父親へのオマージュか、素晴らしい! (藤井優)
○大衆酒場こいさご大井町本店 品川区東大井6-1-7



















