「非認知能力」って何? テストの点数より、子どもの一生を左右する「スコア化できない力」の正体とは
「非認知能力」の育成は、12歳までの「黄金期」を逃さないことがポイント
これらの能力を育む上で、決して看過できないのが「脳の発達」という生物学的な視点です。脳科学の観点から見れば、小学生の時期は、その後の人生を左右するほどの極めて重要な時期です。
ギード博士らの研究によれば、脳の中で思考や理性を司る前頭葉の「灰白質」の容積は、11歳から12歳頃にピークを迎えることが分かっています。この時期、子どもの脳内ではまさに「人生最大級の改修工事」が行われています。脳には「USE IT OR LOSE IT(使わなければ失われる)」という厳格な原則があります。日常的に頻繁に使われる神経回路は強化されて生き残り、使われない回路は「シナプス・プルーニング(刈り込み)」という作業によって容赦なく削除されていくのです。
つまり、12歳までに「どの回路を使い、どの回路を強化したか」が、その子の人生を支える脳の基本スペックをほぼ決定づけてしまうのです。12歳を過ぎても脳は成長し続けますが、この黄金期の影響は絶大であることを理解しておく必要があります。
親が子どもに対して大きな影響を与えられる時間は、私たちが想像しているよりもはるかに短く、瞬く間に過ぎ去ってしまいます。どうかお子さんにとっての重要なタイミングを逃さずに、社会に出て活躍するために必要な能力に狙いを定めてください。それらの能力をいかにして伸ばすかにフォーカスすることが、お子さんの未来へのギフトになるはずです。
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