「この子のことがもう信じられない」両親が小6娘の悪口を延々と…中学受験講師がゾッとした保護者面談
「たしかに宿題は抜けがちですが、算数の問題にも一所懸命取り組んでいます」
「国語の文章問題も空欄を作らずに提出してきます」
気づけば私は、必死になって娘さんのいい面を並べていました。ご両親が挙げる欠点の一つひとつに、私が知っている美点を返していく。まるで私のほうが、この子の親であるかのように。
そのとき、はっとしました。本来、我が子のいいところを誰よりも知っていて、誰よりも語りたがるのが親のはずです。その役割を、赤の他人である私が引き受けている。この子の良さを見つめる目が、この家庭からはすっぽりと抜け落ちている。それこそが、この面談のいちばん恐ろしいところでした。
子どもの嘘には、子どもなりの事情があります。叱られたくない、がっかりされたくない、期待に応えられない自分を見せたくない。子どもがつく嘘の中には、悪意からではなく、叱られたくないという気持ちから出てしまうものもあります。とりわけ中学受験のように、日々成績を突きつけられる世界では、子どもが追い詰められ、とっさに嘘をついてしまう場面を現場で見てきました。
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