著者のコラム一覧
長尾義弘ファイナンシャルプランナー、日本年金学会会員

徳島県生まれ。新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆。著書に『コワ~い保険の話』(宝島社)、『60歳貯蓄ゼロでも間に合う老後資金のつくり方』(徳間書店)、『投資ゼロで老後資金をつくる』(青春出版社)『保険の選び方大全100』(自由国民社)。年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』、『定年前後の手続きガイド』など多数。http://neo.my.coocan.jp/nagao/ X(旧Twitter):@neo_sigh

入院も老人ホームも「保証人がいない」…おひとり様の老後で直面する深刻な問題と今からできる備え

公開日: 更新日:

 買い物の問題も深刻です。農林水産省の調査によると、食料品アクセス困難者は全国で904万人。65歳以上では25.6%、つまり4人に1人が該当します。75歳以上になると31.0%まで増えます。

 若い頃には何でもない距離でも、高齢になると買い物は大仕事になります。重い荷物を持って歩くだけでも負担ですし、足腰が弱くなると外出そのものが難しくなってしまいます。そして、あまり考えたくありませんが、亡くなった後のこともあります。

「自分が死んだら適当に火葬して、灰はどこかに撒いてくれればいいよ」

 そんなふうに言う人もいますが、現実はそう簡単ではありません。火葬には死亡届や火葬許可証が必要ですし、埋葬にもさまざまな手続きがあります。葬儀を行うなら葬儀社や僧侶の手配もしなければなりません。

 さらに、銀行口座やクレジットカードの解約、公共料金の精算、病院への支払い、賃貸住宅の退去手続きなど、やるべきことは本当にたくさんあります。死後の手続きは想像以上に大変です。

 当然ですが、亡くなった本人が行うことはできません。誰かが代わりに対応しなければならないのです。こうした問題に対して、公的なサポートもあります。

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