入院も老人ホームも「保証人がいない」…おひとり様の老後で直面する深刻な問題と今からできる備え
買い物の問題も深刻です。農林水産省の調査によると、食料品アクセス困難者は全国で904万人。65歳以上では25.6%、つまり4人に1人が該当します。75歳以上になると31.0%まで増えます。
若い頃には何でもない距離でも、高齢になると買い物は大仕事になります。重い荷物を持って歩くだけでも負担ですし、足腰が弱くなると外出そのものが難しくなってしまいます。そして、あまり考えたくありませんが、亡くなった後のこともあります。
「自分が死んだら適当に火葬して、灰はどこかに撒いてくれればいいよ」
そんなふうに言う人もいますが、現実はそう簡単ではありません。火葬には死亡届や火葬許可証が必要ですし、埋葬にもさまざまな手続きがあります。葬儀を行うなら葬儀社や僧侶の手配もしなければなりません。
さらに、銀行口座やクレジットカードの解約、公共料金の精算、病院への支払い、賃貸住宅の退去手続きなど、やるべきことは本当にたくさんあります。死後の手続きは想像以上に大変です。
当然ですが、亡くなった本人が行うことはできません。誰かが代わりに対応しなければならないのです。こうした問題に対して、公的なサポートもあります。

















