トランプ関税の影響を受けにくい欧州のテンバガー(10倍株)を狙ってみる
このファンドは25年4月に設定されたばかりだが、純資産額を順調に増やし約638億円に達している。国・地域別の組み入れ比率を見ると、イギリス28.3%、フランス12.6%、スペイン6.8%。通貨別で見ると、ユーロ46.8%、イギリス・ポンド34.6%だ。運用期間が短いため、運用成績は今後の動向を見なければいけないが、設定来の騰落率は約10%のプラスとなっている。
フィデリティ投信では、欧州市場には、①政治や政策に大きな変化がある②業績が伸び割安で投資機会に富む③金融緩和と財政出動の矢があると見ている。
欧州株の情報は入手しにくいだけに投資信託を通じて投資する人が増えているのだろう。
(ジャーナリスト・向山勇)