自維連立のヤマ場に経団連会長が“WTO詣で”で雑音…「事務局に引きずられ過ぎ」の声も

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 結果的には、そうなる。久保田氏は妙な野心はなく、経団連のために力を尽くしているが、時代や政治の変化に遅れている気もする。

 政党の政策を評価する「政党通信簿」も、そう言える。毎年、自民党一辺倒の内容で、企業に自民党への政治献金を促しているだけだ。今年も10月6日に発表したが、自公政権を12年連続で最高評価にした。衆参とも少数与党になっていたし、いまの多党化状況にそぐわないね。

 それは筒井会長も感じているようだが、久保田氏の経験と実績に遠慮している印象だ。親しい財界人から「もっと思うようにやったらいい」と助言されているらしい。

 そうか。それなら自民・維新の政策が妙な方向へ行きそうなとき、財界総理らしくクギを刺してくれるかな。

構成=竜孝裕(ジャーナリスト)

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