【サッポロ】黒ラベル、ヱビスに集中。体験を通じて「もう一度飲みたい」を後押し
来場者数が70万人に迫る人気施設の一角は美術館のよう
25年の缶ビールの同社出荷の伸び率は14年に比べて1.54倍。業界全体の数値を約0.4ポイント上回り、マーケティング戦略の成功が見て取れる。
「弊社の強みは、街の名を冠した個性的な『ブランド』や150年という歴史を語ることができる『物語』です。私たちは、生活者とブランドの間に生まれる『物語』、物語が生まれるブランドの『体験』、生活者が体験できる『新たな機会』を大切にしています。黒ラベルやヱビスを中心に体験できる場所を増やし、その体験価値を向上できれば、思い出や物語が生まれます。その結果、『もう一度飲みたい』と手に取ってもらえることを期待しています」(同)
東京・恵比寿にある「YEBISU BREWERY TOKYO」は、来場者数が70万人に迫る人気施設。恵比寿は元々、ヱビスビールの工場があったことから、同施設ではビールを醸造している。記者が訪れると、ガラスで囲まれた仕込み釜ではブリュワーが黙々と作業していた。別の一角では、工場創設当時の写真なども数多く飾られていて美術館のようだ。
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