片山さつき新財務大臣も森友文書の開示「続ける」と約束した…「真摯に取り組んで参りたい」と
片山大臣は森友事件発覚の翌年、安倍政権で内閣府特命担当大臣に就任していた。事件について見解を問うと、直接の所管ではなかったとした上で、
「財務省の貴重な人材の方がこういう形で命を絶たれたということは本当に耐え難いことでございまして、そういう感想は、この役所に身を置いた者として思っております」
手元に用意された書面に目を通しながら、非常に慎重に答えている印象を受けた。
■ぬいぐるみが「ミャクミャク」から「個子ちゃん」へ
堅い雰囲気が漂ったが、それが少し和む場面があった。現役中学生の記者「日本中学生新聞」の川中だいじさんの質問だ。財務大臣会見ではこれまで大阪万博のマスコット「ミャクミャク」のぬいぐるみが置かれていたが、この日は個人国債の購入を促す「個子ちゃん」があった。これについて「これは片山大臣の指示で置くようになったんでしょうか」と尋ねると、
「いや、あの、皆様のご配慮だと思います。かわいいと思います。はい」
森友文書開示を巡っては、改ざんを主導した佐川宣寿元理財局長らのメールを早く出してほしいと雅子さんの弁護団から要望が出ている。片山新大臣の下で開示がどのように進むのか注目したい。