単独来日ネイマール CM契約とTV出演で臨時収入5億円

公開日: 更新日:

「ブラジルW杯のテレビ放送権料の日本負担分は300億円。その半分をNHKが受け持ち、民放各局は30億円ずつを負担した。フジテレビは、放送権料以外にW杯制作費として15億円を投じ、その中でネイマールのギャラは1億円だった。フジテレビとしては、W杯でブラジルが優勝して立役者ネイマールの来日となれば、もっと盛り上がってウハウハだったという思いもあるが、やはりネイマールの訴求力は絶大だった。出演番組のスポンサー企業の反応も上々だったし、ネイマール様々といったところでしょう」(前出の関係者)

 ネイマールは、フジテレビの番組内で「走ったり、ボールを蹴ったりは医師から止められているが、(骨折箇所の)状態は100%に近い。バルセロナで練習して18日の親善試合に出る」と明言した。

 9月5日には“因縁の対戦”ブラジル代表―コロンビア代表戦も組まれ、これにも出場する予定となっているネイマール。日本初の公式自伝本「ネイマール 父の教え、僕の生きかた」(徳間書店)の翻訳者・竹澤哲氏が言う。

「ブラジル国民にとってセレソンの惨敗は、大きな心の痛手となっていますが、ネイマールがいてくれたら、という思いは根強く、再来年のリオ五輪、4年後のロシアW杯でネイマールには活躍して欲しいと、誰もが願っています。東京西川での会見でネイマール本人が『所属するバルセロナで、そしてセレソンでも活躍してタイトル獲得に貢献したい』と力強くコメントしていました。バルセロナ1年目の昨シーズンは、ケガなどもあって彼本来のポテンシャルをフルに発揮したとは言えませんでした。2年目の今季はチームにも馴染み、1年目以上の成績を残してくれるはず。そうなれば、ファンにとっても企業にとってもネイマール人気は、これからも続いていくでしょうね」

 骨は折っても、CMキングの名は譲れない――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」