メジャー帰りは弊害ばかり 積極補強に走る日本球界の“魂胆”

公開日: 更新日:

 冒頭の吉川氏も言う。

「過去のメジャー帰りの選手を見れば、分かるでしょう。彼らのほとんどが肉体的にはもちろん慣れない環境で精神的にも疲弊して戻ってくる。顔を見たらみな老け込んでますもんね。戦力として大きな期待ができないだけではなく、名前と実績はある元日本人メジャー選手の存在は、出場機会という面で若手の芽を摘み、成長を阻害するという大きなデメリットがある。阪神がいい例でしょう。城島、福留、西岡とメジャー帰りをありがたがっては獲得し、世代交代が進まない。福留がいるから伊藤隼太は開花し切れないし、西岡がケガをしなければ上本だって出てこなかった」

 にもかかわらず、日本の球団はいまだにメジャー帰りの選手をありがたがる。松坂に加えて元主砲の中島まで獲得しようという西武の球団関係者は「人気と実力を兼ね備えている選手」と言っている。仮に戦力にならなくても、観客動員に貢献してくれればいいという魂胆があるのだ。

「人気といっても最初だけ、活躍しなければ松坂にだって客は集められませんよ。だいたい西武は松坂を一度はポスティングで売り、60億円ものカネを手にしたわけでしょ。それを今になって安く買い戻して、さらにそれを客寄せに利用しようなんてね。松坂で2度も3度も儲けようなんて虫がいいにもほどがあります。さもしいというか卑しいというか。日本球界というのはいまだにメジャー帰りをありがたがり、それが戦力や人気につながると考えている。呆れ果ててしまいます」(吉川氏)

 松坂に平身低頭する前に、西武にもやることはヤマほどある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊池風磨も認めるtimelesz“タイプロバブル” YouTubeなしテレビ主戦場…独自路線の成否

  2. 2

    侍J捕手・中村悠平らが“NPBルール改変”を提言 「日本ガラパゴス野球」では勝てない現実

  3. 3

    侍J選手を“殺した”井端監督の偏重起用、場当たり、塩漬け…こうして結束力に亀裂が生じた

  4. 4

    パチスロファンからは辛辣な声も多数…『スマスロ 北斗の拳 転生の章2』は本当に“期待外れ”だったのか

  5. 5

    元EXILE黒木啓司がLDHを離れたワケ…妻のド派手すぎるセレブ生活が遠因か

  1. 6

    FA加入の松本剛が阿部巨人の足枷にならないか OP戦打率1割台と不振も「130安打宣言」と大風呂敷

  2. 7

    高市首相の“悪態答弁”にSNSで批判殺到! 共産&れいわの質問に「不貞腐れたガキレベル」の横柄さだった理由

  3. 8

    「国宝」日本アカデミー賞10冠の陰で…森七菜“最優秀助演女優賞”逃した不運と無念

  4. 9

    議員会館でも身体重ね…“不倫男”松本文科相は辞任秒読み! 虚偽答弁疑惑に「コメント控える」連発の卑劣

  5. 10

    渋野日向子は「歩き方」を見直せ!専門家が解説する仰天メリット