マラソン“1億円”で脚光 競歩世界新の鈴木に「報奨金を」の声

公開日: 更新日:

 マラソンだったら大変だ。

 15日に行われた陸上男子20キロ競歩の大会で、鈴木雄介選手(27)が1時間16分36秒の世界新記録をマーク。テレビやスポーツ紙は偉業を大きく報じた。

 鈴木が所属する富士通では、さっそく「特別ボーナス」が検討されているそうだが、記録を出しての「ボーナス」といえば18日、陸上界で巨額のボーナス制度が決定する。20年東京五輪へ向けてのマラソン強化策として、企業などの陸上部を統括する「日本実業団陸上競技連合」が、日本記録を更新した選手に1億円のボーナスを出すことが理事会で決まるのだ。

 マラソンの日本記録は、男子は2002年シカゴで高岡寿成が出した2時間6分16秒。女子は05年べルリンで野口みずきがマークした2時間19分12秒。男子はアフリカ勢が2時間2分台の時計を出す時代だ。2時間6分台の記録に1億円もの価値があるとは思えないが、「マラソンの日本記録で1億円なら、世界新記録の鈴木選手にも、せめて同等額の報奨金を出してもいいのではないか」というのは、陸上ジャーナリストの菅原勲氏だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る