荒天に翻弄され失速…全英18位の松山に「忍耐強さを」の声

公開日: 更新日:

 ところが17番は2メートルのパーパットを外して、また1打ビハインド。

 プレーオフ進出にはバーディーが絶対条件の最終18番はティーショットを左に大きく曲げて、ピンまで残り101ヤード。何度もグリーンそばまで歩いて落とし場所を確認してからアドレスに入った瞬間にギャラリーが騒いで仕切り直し。

 ピリピリムードの集中力が途切れたのかウエッジで放ったボールはピンそばに落ちるも、バックスピンがかかってグリーン手前の「嘆きの谷」へ転がり出てしまう。パターでバーディーを狙ったが10センチラインがずれてメジャー3連勝を逃し、4位に終わった。

■感情をコントロール出来ないようでは…

 ゴルフライターの吉川英三郎氏が、「優勝は逃したけれど、多くのファンに最も印象に残ったのがスピースだったでしょう」とこう続ける。

「スピースは全米オープン直前に今年の“年間グランドスラムを達成できるのは僕だけ”と自分の言葉で堂々と宣言しており、21歳とは思えないほど考え方がしっかりして、自分を主張しています。今大会直前には米ツアー・ジョンディアCに勝ってから現地に乗り込んだのですが、本気でメジャー3連勝を狙うのなら早めに渡英してリンクスに慣れておくべきだったという厳しい声もあった。しかしジョンディアCはツアー出場資格がなかった2年前に主催者推薦をもらって初優勝した大会。その後スターダムにのし上がっただけに恩義があったのです。プロゴルファーであるまえに一人の人間として素晴らしい行動だと評価する声が多く、P・ミケルソンもたいしたヤツだ評価していました」

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