ハマスタ買収検討のDeNA “黒字化”までの果てしない道のり

公開日: 更新日:

 ホエールズ時代から幾星霜、念願の「自前球場」を持つことになりそうだ。

 DeNAは14日、本拠地として使用している横浜スタジアムの運営会社「株式会社横浜スタジアム」の買収に乗り出していることを明らかにした。

 池田球団社長は、「両者の間で合意は出来ています」と話し、さらに「(TOB=株式公開買い付け)は11月中に開始して1月には終了できれば」と、見通しを語った。買収額は100億円規模になるという。

 歴代の球団保有企業は高額なスタジアム使用料に泣かされてきた。広告収入と売店の売り上げは球団に一切入らず、年間数億円の使用料に加えて、チケット代金の25%(DeNA参入後は13%)も運営会社に支払う必要があった。DeNAは今年3月期の決算では野球事業で13億円の赤字だった。

 近年ではソフトバンクが12年に本拠地ヤフオクドーム(当時はヤフードーム)を870億円で買収している。球場買収に関わったソフトバンクの関係者が言う。

「薄利多売で原価率の高い飲食物はさほど利益にはならないでしょう。一番大きいのは球場の広告収入。横浜スタジアムの一番大きな看板の使用料は年間約8000万円と聞いている。看板代は球場持ちだが、200万円もあれば巨大看板を作れる。外野フェンスに白いペンキで企業名が書いてある広告も、職人に頼めば50万円程度。球団が遠征中やオフ期間にコンサートを行えば、規模次第では1日1000万円くらいの収入になる」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状