ベール脱いだハーフ1年 横浜・万波に“オコエ超え”の評価

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 衝撃のパワーだ。横浜高校の大物1年生、万波中正(まんなみ・ちゅうせい)が19日、神奈川大会3回戦の松陽戦に「8番・右翼」で先発出場。2点リードの二回に先頭打者として登場すると、バックスクリーンの電光掲示板の下を直撃する特大ソロを放った。

「夏の大会で1本打ちたかったのでうれしかった。真芯で捉えられたからあの弾道になった」と白い歯を見せた。高校通算4本目は、記念すべき公式戦初本塁打となった。

 190センチ、90キロ。コンゴ共和国出身の父と日本人の母を持つ。アフリカ系ハーフ選手といえば、高卒1年目のオコエ(現楽天)が有名だが、あちらは185センチ、90キロ。万波の方が一回りデカい。

 強豪の東練馬シニアではエースとして最速138キロ。チームを全国4強に導いた。横浜の元野球部長、小倉清一郎氏がこう言う。

「なんといってもパンチ力がある。中学時代のオコエを知っていますが、現段階では万波の方がいい。話題の早実・清宮(2年で高校通算53本)に負けず劣らず本塁打を量産すると思いますよ」

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