<特別寄稿>3年ぶり夏の甲子園 横浜はどこまで勝ち進むか

公開日: 更新日:

 左腕の石川にも「力み過ぎ」と言いたい。140キロを超えても、高めに抜ける球が多い。以前はタイミングが取りにくかった小さなテークバックが今は大きい。これから投げる舞台は甲子園。力むなというのは無理な話でも、少しでも意識すれば、もっと低めに決まるようになる。この2人の修正能力がカギを握る。

 神奈川大会は全体的に野球が大ざっぱになったと感じた。横浜が2-0の五回2死二塁から増田が貴重な追加点となる2ランを左翼ポール際に放った。一塁が空いている状況で一番いい打者を迎え、慶応バッテリーはなぜまともに勝負したのか。いいスプリットがあるのだから、ボール球で誘うべきなのに、この大事な場面でなぜか投げなかった。

 昨夏に全国制覇した東海大相模と比べれば、横浜にはスキがある。謙虚に一戦一戦戦って、ぜひ、優勝旗を持ち帰って欲しい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動