東京五輪“金30個”目標で浮上する「メダル年金」導入案

公開日: 更新日:

 ドタバタ五輪が閉幕した。

 ドーピング問題やジカ熱、治安の悪さ、選手村の不備……開幕前はネガティブな話題ばかりが取り上げられていたが、いざ開幕すれば、日本はメダルラッシュに沸いた。男子柔道は金2個を含む全階級でメダルを獲得。カヌー羽根田、男子卓球テニス錦織、競歩など、「史上初」「快挙」が頭につくメダリストも続々生まれ、金12、銀8、銅21の計41個のメダル数は、前回のロンドン大会(38個)を上回る過去最多。東京五輪関係者たちは、「4年後の地元五輪に期待を持たせた」と、ほくそ笑んだに違いない。

 こうなると、強気になるのが日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子選手強化本部長ではないか。14年にJOCは、東京五輪までの6年間に選手強化費などが最大1000億円が必要といい、橋本強化本部長はその額でさえ「厳しいかもしれない」と語っていた。今年度のスポーツ関連予算も300億円以上と莫大だが、国民が日本代表の活躍に浮かれていれば、東京五輪までにブチ込まれる税金は、それこそ雪ダルマ式に増えていくかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  3. 3

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  1. 6

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕

  2. 7

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  3. 8

    「24時間テレビ」大成功で日テレが背負った十字架…来年のチャリティーランナー人選が難航

  4. 9

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  5. 10

    日本ハム新庄監督は来季続投する?球団周辺から聞こえた「意味深」な声