G大田とハム吉川のトレード 両軍の思惑とメリットを分析

公開日: 更新日:

 CS、日本シリーズと今季最大のヤマ場で出番なしに終わった事実が、掛け値なしの実力を物語っているようなのだ。それでいて年俸は9000万円。費用対効果も悪く、“リストラ”の対象だったという。

「来季はプロ2年目を迎える吉田侑樹(22)と、3年目の石川直也(20)を一軍デビューさせるプランがある。若手を抜擢するためにも、先発枠をひとつ空ける必要があった」とは前出のOBだ。

■素材は一級品でも……

 一方、08年のドラフト1位で獲得した大田の放出を決断した巨人の堤GMは、「彼を出すことにはチーム内でもいろいろな意見があった」と話しつつ、「環境を変えた方がいいという判断です。(日本ハムに)『ぜひ、北海道で花を咲かせてやってください』とお願いした」と言った。つまり、松井秀喜の後継者と期待されて8年、巨人ではもうこの「未完の大器」を開花させる術がない、とサジを投げた格好である。

 チーム関係者が言う。

「厳しい言い方をするなら、アタマと姿勢の問題。素材は一級品、と誰もが認める身体能力を持ちながら、それを生かせなかったのは、指導体制もさることながら、本人の問題が大きい」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?