5打点で大爆発の巨人岡本 レギュラー奪取への“本当の敵”

公開日: 更新日:

 巨人岡本和真(21)が大爆発した。

「7番・一塁」で先発出場した18日のロッテ戦で、4打数2安打1本塁打5打点。チームの全得点をひとりで叩き出し、「一日一日、アピールしないと」と力強かった。

「シーズン中であれば、チームを救うスイング」

 中でも高橋由伸監督を喜ばせたのは、最終回の逆転打だ。1点ビハインドの九回2死満塁でファーストストライクの直球を強振し、中越えの3点適時二塁打。五回には左翼席へ4号同点2ランを叩き込んだ。

 ここまでのオープン戦13試合で打率.298、13打点。14安打のうち8本が長打と持ち味を発揮している。一軍定着どころか、レギュラー奪取を狙うが、ポジション争いの相手は三塁でマギー、一塁で阿部と強大だ。

「マギーはオープン戦で打率.200、阿部は.048と、共にエンジンがかかっていない。とはいえ、マギーは昨年のチーム打撃3冠。由伸監督が最も信頼を寄せる打者だけに、調子が上がってこなくともレギュラーは外さない。岡本は阿部との争いになるわけですが、阿部にしてもオープン戦の成績でうんぬんするようなレベルの選手じゃない。昨年もオープン戦で打率1割台ながら、開幕6試合で4本塁打と爆発した。実績、経験で群を抜く阿部を控えに追いやるとすれば、由伸監督にも相当な覚悟が必要。岡本が万事に慎重な由伸監督に英断を下させるには、開幕直前まで今の打棒をキープする必要がある」(チーム関係者)

 本当の勝負はこれからである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解