快挙に米国熱狂も…エ軍大谷に“二刀流の反動”危惧する声

公開日: 更新日:

「体重移動の際、右足の蹴りが早いときがあった。昨年、手術した右足首に負担をかけまいと、無意識のうちに体重を乗せないようにしているのかもしれません」

 日本時間2日、対アスレチックス戦で6回を3安打3失点に抑えて初登板初勝利をマークした大谷翔平(23)に関してこう言うのは、Jスポーツでメジャー解説を務める三井浩二氏だ。

「右足の蹴りが早いと上体が突っ込んでしまい、リリースポイントが安定しない。制球にばらつきが出るのです。ストレートが抜けるのはほとんど、右足の蹴りが早いときでした。すでに患部は完治し、痛みや違和感はないと思うのですが、右足でもっとためをつくれるようになれば抜ける球は減ってくるでしょう」

 この日、ストレートが高めに抜けるケースが多かったのは、右足首手術の後遺症かもしれないというのだ。

 三井氏はさらに、今後の課題としてコンディショニングを挙げた。

「初登板で92球を投げて、疲労がどれくらい残るか。失敗の許されないレギュラーシーズンは、オープン戦とは力の入れ方も異なるし、当然、体の張りも出てくるはずです。もちろん球団スタッフと対策は練っているでしょうが、調整法をどう確立していくか不安も残りますね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは