著者のコラム一覧
渡辺元美横浜高校 前寮母

1970年、神奈川県生まれ。父は横浜高校元監督の渡辺元智氏。幼少期から自宅に同居する野球部員と共に育つ。97年、寮母を務める母の紀子(みちこ)さんの後を引き継ぐ。2017年に管理栄養士免許を取得。父が監督を勇退した3年後の今年3月、寮母を引退。現在は桜美林大のアスリート寮で食事面のサポートを行う。6月に「横浜高校野球部 食堂物語 甲子園、連れていきます!」(徳間書店)を上梓。

いま松坂大輔くんが寮の食事を見たら驚くかもしれない

公開日: 更新日:

 今年3月に寮母を引退した元美さんは「人生初なんです、横高に関わっていない夏というのは」と新鮮さを口にする。楽天藤平尚真(19=2016年卒)は高校時代からプロ意識が高かった。ストイックな藤平が食べていたものとは。

 藤平くんがおやつの代わりに食べていたのが、チーズ、サラダチキン、納豆。自分で先を見据え、口にするものを常に意識していて、ソフトドリンクを控えて果汁100%のジュースにしたり、豆乳や牛乳を飲んだり。後輩はそういう高い意識を持った先輩の姿を見ていて、1つ下のソフトバンク増田珠くん(19=17年卒)が真似していました。

 今でこそ「補食」は当たり前になりましたけど、松坂大輔くん(37=1998年卒)の頃はまだ食育や栄養学が浸透していなかった。私も寮母の仕事を始めたばかりで、今思うと申し訳なかったなと思います。当時は母から全面的にバックアップをしてもらっていたけど、レパートリーが少なくてメニューのサイクルも短かったと思う。あの頃はお昼をやっていなくて、学食で食べてもらっていました。今、松坂くんが(寮の)料理を見たら驚くかも……ごめんなさい(笑い)。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  4. 4

    ソフトB“二軍の帝王”砂川リチャードが一軍で打てない根本原因…師匠・山川穂高が喝破

  5. 5

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  3. 8

    ポストシーズンの分配金が示す光と陰…一般職員の年収は約5万ドルで平均未満、“やりがい搾取”の一面も

  4. 9

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  5. 10

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言