内村航平と違い…白井健三に足りない印象度「シライ採点」

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 体操の世界選手権(ドーハ)は31日、男子個人総合決勝を行い、白井健三(22)が、6種目合計84.531点で7位、萱和磨(21)は84.765点で6位で、日本勢では1995年以来23年ぶりのメダルなしに終わった。

 白井は、床と跳馬で自身の名前を冠した技を持つ種目別のスペシャリストとはいえ、絶対王者として君臨し続けた内村航平とは違い、審判の目は依然としてシビアだ。

 他の採点競技ほどではないにしろ、体操でもトップ選手は印象度がジャッジを左右するケースもある。かつての内村も0.5点ほどの加点があったとされる。これまでの実績から細かいミスは減点を免れるなど「内村採点」があったためだ。

 白井は床と跳馬のスペシャリストでも、個人総合の実績に乏しいだけに、内村ほどのインパクトはない。「白井採点」を得るには、今後の国際大会で審判団を魅了する安定感のある演技が必要になる。

 白井の話「やり切れることをやって、この順位。すごく満足している。明確な課題も見えたので、今後に生かしたい」

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