紀平梨花 SP今季世界最高点で強まる「ポスト真央」の重圧

公開日: 更新日:

 日本時間7日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル(カナダ)で、初出場の紀平梨花(16)がショートプログラム(SP)で82.51点を叩き出した。これは今年6月のルール改正後、今季世界最高得点。2位につけた平昌五輪金メダリストのザギトワ(16=ロシア)に4.5点以上の差をつけ、2005年の浅田真央(28)以来、日本女子13年ぶりとなるシニア1年目の優勝に王手をかけた。

「想像もしていなかったような点数だった」と驚きつつ、「特に緊張することはなく良い状態で臨めた」と振り返った紀平は、16年に国際スケート連盟公認大会で初めてトリプルアクセル(3A)を成功させるなど、「ポスト真央」として注目度が急上昇。昨季は周囲の熱視線に戸惑い、会場で響くカメラのシャッター音で演技に集中できなかったというが、今季はそれを克服してみせた。

 もっとも、これくらいは序の口。かつての真央人気は異常だった。ファンの期待を一身に背負うだけでなく、マスコミには四六時中追い掛け回された。姉・舞との不仲や、父親がホストだったことなど、プライベートを暴かれたことも。引退後の今年4月にはテレビ番組で「ソチ五輪後に復帰したシーズンで結果がついてこなかったとき、メディアの取材で『もう限界なんですか?』と聞かれて、ちょっとつらいなと思うことがあった」と明かしている。

 紀平は日本時間9日に行われるフリーで2度の3Aを予定している。3Aを飛ぶたびに過熱する取材。「ポスト真央」の重圧はますます大きくなりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八王子実践・河本ロバート監督「ライブや家族旅行も、事前に相談があれば休ませます」

  2. 2

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  3. 3

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 4

    高橋成美「渋幕→慶応」だけでは読み解けないズバ抜けた回転の速さ 世界選手権ペアで日本人初の銅メダル

  5. 5

    東京・赤羽、先行する第1地区に110メートル級、せんべろの1番街が丸ごと潰される危機

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    国害SNSを告発 森山裕・自民党前幹事長「高市おろし」キーマンに急浮上の裏…不快感に国境なし

  3. 8

    年金生活者を悩ませる墓問題 維持費も「墓じまい」の費用も払えない人はどうすればいいのか?

  4. 9

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  5. 10

    松本若菜「ジュラシック・ワールド」吹き替え《棒読み》論争再燃…暗雲漂う主演ドラマに新たな逆風