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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

大坂と錦織が活躍する今こそ協会には身を切る改革が必要だ

公開日: 更新日:

 その錦織は29歳だ。日本協会は、伝統を全うしたこの史上最高の功労者にどう報いるのか。これを機に、伝統にすがった組織の改革しかないだろう。アマプロ問題を解決するための身を切る人事や、記者クラブとの癒着で情報管理を続ける広報体制の改革など、破綻した伝統にメスを入れずに、おめでとうもないものだ。

 今年からデ杯の方式は大幅に変更になり、デ杯の威厳と緊張感は過去のものとなった。日本テニス界の“錦の御旗”は消えたのだ。いまだに改革の意思を示さない協会に、大坂なおみを称え、錦織圭を激励する資格はない。悪いけど、迷惑かもしれない。

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