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帖佐寛章日本陸連顧問

1930年6月、東京都生まれ。東京教育大(現・筑波大)で日本選手権800メートル、1500メートル優勝。箱根駅伝出場。引退後は順天堂大陸上部監督として箱根駅伝優勝。数々のトップアスリートを育てた。五輪監督、日本選手団副団長、神戸ユニバーシアード日本選手団長、日本陸上競技連盟強化委員長、専務理事、副会長をはじめ、日本体育協会副会長、国民体育大会委員長、国際マラソン・ロードレース協会会長などを歴任。現在は日本陸連顧問、順大スポーツ健康科学部名誉教授。

君原健二が銀メダル…高橋コーチは陸連幹部を怒鳴りつけた

公開日: 更新日:
銀メダルの君原は東京五輪8位の借りを返した(金はM・ウォルデ=エチオピア、銅はM・ライアン=ニュージーランド)。左は君原を指導していた高橋進氏/(C)共同通信社

「陸連よ、さらばだ」

 君原健二のコーチで陸連強化委員でもあった高橋進さんがそう言い残してから約1カ月後、本人から電話があった。

「帖佐、高地トレはどうなっている?」

 どうやら陸連とおさらばする気はないらしい。話を聞くと、高橋さんが陸上部監督で君原も所属する八… 

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