錦織圭やはり問われる「チーム体制」万年8強止まりの元凶

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 例えば、錦織と同世代のラオニッチ(28・カナダ=同18位)はマッケンロー、モヤ、イワニセビッチ、リュビチッチと毎年のようにコーチを代えている。現状を打破するためには、錦織もコーチを代えるべきではないか。

「トッププレーヤーのコーチは、何かを教えてくれる人ではなく、選手が違う意見を聞くことによって新たな考え方を取り入れ、精神的にフレッシュでいるための存在だと思う。そのためには、まず、選手に聞く耳がないと意味がありませんが」

 とはスポーツライターの武田薫氏だ。

 テニスは年間通じて、ほとんどオフがない。トーナメントは毎週のようにあり、負けたり、休んだりすれば、ランキングを落とす。シード権を維持するためには、ポイントの大きな格上の大会で勝つか、コンスタントな成績を残さなければならない。そのためには肉体面はもちろん、精神面もフレッシュでいる必要がある。ゆえにトップクラスの選手はコーチを代えているというのだ。

 錦織の場合は技術的な問題もある。前出の武田薫氏がこう言う。

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