運営問題連発の韓国でスポーツ国際大会が多いのはなぜか

公開日: 更新日:

「またか!」という声が聞こえてきそうだ。

 韓国・光州で行われている競泳世界選手権の予選で、スタート台の不具合が続出。男子100メートル平泳ぎの入江陵介(29)も、スタート直前に足を掛ける部分がズレるという前代未聞のアクシデントに見舞われた。

 近年は韓国で国際競技大会が頻繁に行われるようになったが、必ずと言っていいほど運営面の問題が発生している。

 昨年の平昌五輪では、山間地の頂に造られた「世界で最も危険」と言われるジャンプ台には強風が吹きつけ選手をビビらせた。大会中には警備員や選手にノロウイルスの感染も広がった。

 2014年のアジア大会(仁川)では日本のサッカー代表が宿泊するホテルのエレベーターが故障。選手は22階まで歩かされた。同大会のバドミントンの試合中には、韓国選手を後押しするような風が急に吹き出した。

■根底には「日本に追いつき、追い越せ」

 歴史を遡れば、88年ソウル五輪では日本選手が柔道バレーボールで審判の不可解なジャッジに泣かされた。86年アジア大会(ソウル)のゴルフでも、フェアウエーにある日本選手の球が誰かに踏みつけられてウッドクラブが使えない事件もあった。 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった