ソフトB千賀の米球界挑戦に暗雲 メジャーが憂う右肘のキズ

公開日: 更新日:

「センガは今季、100マイル(約161キロ)を連発したと聞いた。最近は徐々に調子を取り戻しているようだが、映像をチェックすると、彼の最大の武器であるストレートは高めに浮きがちで、フォークのキレと精度も落ちている。極端に言えば、フォークの落差が半減している試合もあった。時に浅めに握り、スプリットのような感じで投げている。フォークが落ちないからか、カットボールを駆使するなど、打者を抑えるのにかなり苦労している印象を持ちました」

 千賀は18年シーズン中にも、右前腕の張りを訴えたことがある。

「フォークは肘への負担が大きい。球を深く握って投げれば指に力が入り、前腕から肘にかけて、筋肉に負荷がかかる。しっかりと指に挟んで投げないのは、肘に何らかの異常がある可能性も否定できない。メジャー挑戦を決断した場合は、張りが出た前腕はもちろん、肘に関しても細かくチェックする必要があるでしょう」(前出の関係者)

 ソフトバンクは過去に一度もポスティングを容認したことがない。ただでさえ移籍のハードルが高い上に、肘に異変が起きているとすれば、今オフのメジャー挑戦を断念、来季もソフトバンクでプレーする可能性が高そうだが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束