初日は世界のトップもお手上げ…DJのVスコア「-20」の反動
よほどダスティン・ジョンソン(DJ)の優勝スコア・20アンダーに懲りたのだろうか? 史上初めて11月開催だった昨年のマスターズはグリーンもフェアウエーもソフトだったので記録的な好スコアが出た。
ところが、今年は「グリーンが速くて硬い」と多くの選手がパッティングにてこずっている。
「芝を刈る回数を増やし、グリーンの刈り高も低くした」というが、グリーンはところどころ剥げているように見え、「6番の奥や9番ホールでは、芝がなくなっている」(B・ケプカ)のだ。
こうなるとフェアウエーから打ってもスピンが利かず、アンジュレーションのきついグリーンにパーオンさせるのは非常に難しくなる。
グリーンをとらえてもパンッと弾んで、外に転がり落ちてしまう。実際、初日の平均パーオン率は57%。
そのため「毎ホール、ピンから7~9メートルの距離につけられればハッピーだ」(R・マキロイ)ということになる。
マスターズ10度目出場の松山英樹が、「これまでと全く違った新しいコースでプレーしているようだ」と語ったように、世界のトッププロもスコアメークに苦労し、平均打数がパーを下回ったのは、2番、8番、13番、15番のパー5と、16番パー3の5ホールだけ。