初日は世界のトップもお手上げ…DJのVスコア「-20」の反動

公開日: 更新日:

 よほどダスティン・ジョンソン(DJ)の優勝スコア・20アンダーに懲りたのだろうか? 史上初めて11月開催だった昨年のマスターズはグリーンもフェアウエーもソフトだったので記録的な好スコアが出た。

 ところが、今年は「グリーンが速くて硬い」と多くの選手がパッティングにてこずっている。

「芝を刈る回数を増やし、グリーンの刈り高も低くした」というが、グリーンはところどころ剥げているように見え、「6番の奥や9番ホールでは、芝がなくなっている」(B・ケプカ)のだ。

 こうなるとフェアウエーから打ってもスピンが利かず、アンジュレーションのきついグリーンにパーオンさせるのは非常に難しくなる。

 グリーンをとらえてもパンッと弾んで、外に転がり落ちてしまう。実際、初日の平均パーオン率は57%。

 そのため「毎ホール、ピンから7~9メートルの距離につけられればハッピーだ」(R・マキロイ)ということになる。

 マスターズ10度目出場の松山英樹が、「これまでと全く違った新しいコースでプレーしているようだ」と語ったように、世界のトッププロもスコアメークに苦労し、平均打数がパーを下回ったのは、2番、8番、13番、15番のパー5と、16番パー3の5ホールだけ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋