選手村が五輪中スカスカに? 米国体操チーム“脱出”に組織委は弱腰…今後も続出か

公開日: 更新日:

 組織委によるバブル方式はとっくに崩壊。選手村外に宿泊するチームスタッフは日刊ゲンダイの取材に、「試合や練習の際は選手村から会場までの貸し切りバスが出る。ただ、我々スタッフは選手村までは電車かバスなどの公共交通機関で来いと言われた。これでは自分たちが選手に新型コロナを感染させかねない」と、自分たちが村内にウイルスを持ち込む可能性を危惧していた。

 本来、米国体操チームの“わがまま”を注意すべき組織委は、米放送局の取材に「個々のチームのこと。我々が口を出すべきではない」と、弱腰もいいところ。ことさら安全を強調していた選手村から次々と感染者が出ている以上、強く出るに出られないのだろう。

 となれば、今後も選手村からの脱出を試みる選手団が増えても不思議ではない。組織委が注意すらできないとなれば、なおさらだ。総工費約1000億円といわれる選手村が廃虚同然となるのは、時間の問題である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状