日本バレーボール協会が嶋岡健治会長をクビに 無能トップお払い箱で期待される健全化

公開日: 更新日:

 いいキッカケだったかもしれない。

 日本バレーボール協会が13日、嶋岡健治会長(72)を解職した。2019年12月、ビーチバレー男子ワールドツアー(20年1月開催)に参加予定のペアがキャンセルを申し出たが、協会が期限内の申請を怠り、遅延による国際連盟からのペナルティー(罰金)を逃れる目的で選手の診断書を偽造。会長らはその事実を知っていながら会見で虚偽の答弁を繰り返していた。

 嶋岡会長は1972年ミュンヘン五輪で金メダル獲得に貢献。現役時代は甘いマスクで「プリンス嶋岡」と呼ばれた。その一方、組織のトップとしては疑問符が付き、15年に日本バレーボール(Vリーグ)機構の会長に就任するも、東京五輪直前の昨年4月に突然退任。内部では「無責任だ」との声も挙がっていた。17年に会長へ就任したバレーボール協会でも、“お飾り”同然だったという。

バスケットボールなど他競技でプロ化の動きが活発になると、嶋岡会長は『Vリーグもプロ化する』と言いながら、実現できずじまい。育成強化の部分で大きく後れを取ってきた。嶋岡会長の失職は、『これで協会の体質が変われば状況が改善されるかも』と歓迎の声すらあります」(バレーボール関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 2

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  1. 6

    マツコ・デラックスがSMAP木村拓哉と顔を合わせた千葉県立犢橋高校とは? かつて牧場だった場所に…

  2. 7

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」