カブス鈴木誠也が今度は左手薬指捻挫で途中交代の不運…骨に異常なしも“満身創痍”に

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 日本人ルーキーが再び、故障に見舞われた。

 カブス鈴木誠也(27)が日本時間27日のレッズ戦に「4番・右翼」で出場し、2打数1安打。

 鈴木が負傷したのは三回に中前打で出塁して二盗を決めた時だった。捕手からの送球が一塁側にそれ、鈴木はベースカバーに入った相手二塁手との衝突を避けようとしてバランスを崩して倒れ込んだ。ベースをタッチする際、左手を強打して寝転がりながら、苦悶の表情を浮かべた。その裏の守備には就いたが、四回裏に退いた。

 試合中に広報から「左手薬指の捻挫」と発表され、デービッド・ロス監督はレントゲン検査の結果、骨に異常はないと説明した。29日のホワイトソックス戦は当日の状態を見て決めるという。

 鈴木は10日のパドレス戦の五回、併殺崩れを狙って一塁に全力疾走した際、右足首を負傷。その後は3試合欠場し、15日のダイヤモンドバックス戦でスタメン復帰したが、患部に痛みを抱えながら出場を続けてきた。5年総額100億円超の大型契約で入団したルーキーは満身創痍でのプレーを強いられそうだ。

 チームはこの日、レッズ相手に5-20で大敗。カブスにとっては踏んだり蹴ったりである。

▽鈴木の話「バットも握れなかったので、これでやってもどうかなと思った。あまり迷惑を掛けたくないので、なるべく早く戻りたい」

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