全国駅伝創設に関わった陸連幹部が明かした意外な本音「五輪につながるとは頭になかった」

公開日: 更新日:

 帖佐氏は続ける。

「改めて考えてみれば男子の大会もやらないよりは、やった方がよかった。長距離育成の弊害にはなっていないし、選手は出身の都道府県を代表して張り切って走っている。中国駅伝の主催は中国新聞、テレビ放映は中国放送だったので、全国駅伝としても系列(キー局)のTBSで放送したい意向があったが、女子と同じくNHKにしてよかった。民放でやっていたら財政面で苦しくなっていたかもしれない。今日のレースを見ても中学生や高校生に優秀なランナーが出てきた。全国女子駅伝からは高橋尚子と野口みずきが五輪のマラソンで金メダルを取った。男子もこの大会を走った選手が五輪で日の丸を揚げてくれたらこのうえない喜びだ」

 この日、区間賞を取った増子陽太(福島・鏡石中3年)や吉岡大翔(長野・佐久長聖高3年)あたりに期待したいところだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?