大阪桐蔭では「3番手扱い」だった巨人・横川凱が12球団スカウトから注視されるワケ

公開日: 更新日:

「大阪桐蔭出身の投手はプロで大成しないーー」

 プロのスカウトたちから、こんな声を聞いて久しい。

 今夏は大阪大会で履正社に敗れたものの、全国各地から選りすぐった「SSランク」のスーパー中学生をかき集め、圧倒的な戦力を誇る大阪桐蔭。エース左腕の前田悠伍(滋賀・湖北ボーイズ)は今秋ドラフト1位候補に挙がっているが、スカウトたちが指摘するように、近年の大阪桐蔭出身の投手は、根尾昂中日)、柿木蓮日本ハム)ら軒並みプロで苦戦している。

「前田にも不安があります」とは、関西地区担当スカウト。

「3年になってから球速が落ち、制球も不安定。右打者への内角も攻めきれない状況が続いています。大阪大会は2試合登板に留まり、履正社との決勝戦では2本塁打を含む3失点。この夏の成長があまり見られなかったのは事実。大阪桐蔭の投手は早熟の傾向もあるし、評価が難しくなりました」

 そんな中、大阪桐蔭出身左腕の巨人・横川凱(22)が3日の広島戦に先発。4回2失点で勝ち負けはつかなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異