ヤクルト1位・西舘昂汰 東大生とプロ野球選手を育てた母の夢は「アメリカに行きたい」

公開日: 更新日:

 中学時は二日市ボーイズで投手と二塁手を務めた。高山喜好監督(69)がこう言う。

「センスがいい、というのが第一印象です。投手では捕手経験を生かし、配球を捕手任せにせず自分でも考えて投げていた。ランニングや冬場の体力トレーニングもまじめに取り組んでいました」

 ひたむきな姿が、筑陽学園の江口祐司監督(61=現総監督)の目に留まった。

「入学時に身長185センチほどありましたが、体重は70キロ弱と線が細かった。1年の5月の練習試合で1イニング10失点して、『この体格ではパフォーマンスは上がってこない。体力づくりが大事だ』と。3年になってからが勝負だと思っていたので、2年夏はあえてベンチに入れず筋トレなど体づくりに励んでもらった。本人は悔しかったと思いますが、2年秋には体重が80キロを超えてきて、中学時代に最速113キロだった直球は、2年秋の九州大会で144キロをマークするまでになった。西舘は体を大きくしようと、大きな弁当箱にパンパンに詰め込まれた白米とおかずを長い時間をかけて胃袋に詰め込んでいました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々