1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

公開日: 更新日:

「藤島部屋が二子山部屋を吸収合併したことを思い出す」とは、古株の親方だ。

「当時は二子山部屋から38人もの力士が移籍。藤島部屋にいた力士と合わせて60人以上となった。今回、伊勢ケ浜部屋が抱えるような環境悪化の問題に加え、両部屋の力士の人間関係もギスギスするようになった。旧二子山勢は藤島勢から『厄介者』と嫌われ、双方の人間関係が悪化し、イジメや差別などにもつながった。結局、合併後に関取に昇進したのは両部屋合わせて、藤島勢から1人だけ。結局、誰も得をしない合併になった」

 別の親方が言う。

「宮城野部屋の閉鎖はあくまで一時的な処分。協会内でも『おそらく1年、長くても2年後には再興』と言われている。そこまで我慢できるかどうか、ですね。伊勢ケ浜部屋は稽古も厳しく、1日何十番も相撲を取るのは当たり前。宮城野部屋は正反対で、師匠に『今日は午前中に病院に行くので朝稽古は休みます』と明らかにサボりの連絡をしても、すんなり許可が出るほど緩かった」

 宮城野部屋が再興になった時、何人の力士が残っているやら……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が招いた「対中損失」に終わり見えず…インバウンド消費1.8兆円減だけでは済まされない

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  5. 5

    「NHKから国民を守る党」崩壊秒読み…立花孝志党首は服役の公算大、斉藤副党首の唐突離党がダメ押し

  1. 6

    国民民主党でくすぶる「パワハラ問題」めぐり玉木雄一郎代表がブチ切れ! 定例会見での一部始終

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  3. 8

    男子バレー小川智大と熱愛報道のCocomi ハイキューファンから《オタクの最高峰》と羨望の眼差し

  4. 9

    長女Cocomiに熱愛発覚…父キムタクがさらに抱える2つの「ちょ、待てよ」リスク

  5. 10

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ