大量リードで「野手」からフルスイング…大谷51号弾は“不文律の掟”に抵触しないのか?

公開日: 更新日:

 そこに行くと大谷である。51号を打ったのはドジャースが14ー4と大量リードして迎えた九回。しかも、マウンドに立っていたのは内野手のブルーハンだった。大差で、しかもストライクを取るのもおぼつかない野手が、2ボールナッシングから投じた高目のボールを「待ってました」と言わんばかりにフルスイングしたのだ。

 果たしてアンリトンルール破りとして報復の対象となるのか。

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏は「なるかならないかで言えば……」と、こう話す。

「ならない、でしょうね。確かに野手が登板する時は大差がついているので、打者も手を抜くことが多い。ニコニコ笑いながら空振りをする選手もいる。大谷も野手を相手にするときは本気でスイングをしないことが多い。ただ、こうした不文律はその場の雰囲気や流れ、勢いで問題視されないことも多々あります。エンゼルスのレンドンは右打者ですが、野手が登板した時に左打席に立ち、ホームランを打ったことがある。この時も『すごい!』という声が大半で、むしろお祭り騒ぎになったほどです。今回は大谷の記録もあったので、問題視されることはないでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"