性的暴行で逮捕されたMF佐野海舟を代表復帰させた森保監督の胸の内…26年W杯で「秘密兵器」の期待
森保監督は、自身の現役時代のポジションと同じボランチの選手に対する思い入れは深く、鹿島時代から佐野を注目していた。
「昨年1~2月にカタールで開催されたアジアカップに招集し、それから代表の常連選手にする腹積もりだった。それも攻守の要としてプレーしているボランチの主将MF遠藤航(32)の後継者として考えていたほど。性的暴行事件は不起訴となったが、サッカー協会は逮捕されて大きな騒ぎに発展した事実を重く受け止めているうえ、スポンサー企業への配慮などもあり、復帰は大きくずれ込むことになった。もっとも森保監督は常に佐野を気にかけ、昨夏以降の欧州視察で一番多く会ったといいます。満を持しての代表復帰ということになります」(サッカー関係者)
森保ジャパンは、2026年北中米W杯で「優勝を狙う」と明言している。現実的な目標は「日本サッカー最高位のベスト8入り」だが、そのための「秘密兵器として佐野に期待を寄せている」(前出関係者)という。
既にW杯本大会の出場権をゲットしている森保ジャパン。6月ラウンドは消化試合という見方もできるが、指揮官にしてみたら「佐野に余計なプレッシャーを与えないで伸び伸びとプレーさせる好機到来」なのである。