佐藤輝明&森下翔太が今季2度目のアベック弾で本格開眼も…阪神藤川監督が悲喜こもごものナゼ
佐藤輝明はメジャー挑戦する気マンマン
開幕直前にはドジャースとカブスによる東京シリーズの“前座”として、この2チームとオープン戦を戦った。佐藤輝はドジャースのサイ・ヤング賞左腕・スネルから3ランを放ち、大きな自信を得た。森下もそのドジャース戦で佐藤輝が本塁打した直後、スネルから二塁打をマーク。これはアウトになったものの、エースのグラスノーから左翼へ痛烈なライナーを放った。日本球界屈指の打球速度を誇る強打の右打者として、メジャー関係者に非凡な才能を見せつけた。
「プロ3年目の森下はともかく、今季で5年目を迎える佐藤輝はすでに、球団に対してメジャー挑戦への意欲を伝えている。海外FA権を取得するのは最短で29年オフですが、今季晴れて本塁打のタイトルを取り、来年の26年にWBC、シーズンでさらに実績を積めば、国内FA権取得の1年前のタイミングでポスティング容認ーー。これが最短での移籍シナリオといえます」(前出の関係者)
2人が打てば打つほど優勝が近づく一方、メジャー流出のタイミングも早まるのは必至。藤川監督にとってはうれしいような悲しいような……。
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阪神と言えば、藤川監督の“無思慮ぶり”が物議をかもしている。先日の中日戦の判定に言及した発言は、井上監督への当てつけにとどまらず、審判への不満までにじませたもの。広島戦での一件に続き、今やリーグ内外からの警戒が強まりつつあるようだ。いったいどういうことか。いま、何が起きているのか。