阪神が警戒!今オフFA近本光司に「巨人の誘惑」…昨年も大山獲り画策、もう両球団に“聖域”はない

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 なんとか虎に一矢報いたが……。

 巨人は昨21日の阪神戦に勝利したものの、今季は3勝8敗と大きく負け越していることもあり、ここまで22勝21敗1分けと、勝率5割付近をウロウロしている。

 昨季は4年ぶりのリーグ優勝を達成したが、今季は4番岡本の故障離脱に、エース戸郷が0勝4敗と大不振。昨季15勝の菅野がメジャー移籍した穴も大きく、苦戦を強いられている。先日は、若手のホープである秋広をソフトバンクに放出し、大砲候補のリチャードを獲得したものの、岡本の穴を埋めるには不十分で、チーム周辺では早くも「今オフも大補強に動くのは必至」とみられている。

 そんな中、国内FA市場の最大の目玉となりそうなのが、阪神の近本光司(30)だ。

 2018年のドラフト1位で入団し、盗塁王を5度獲得、21年には最多安打に輝いた球界屈指のリードオフマンは今季、打率3割をマークし、20日には入団1年目から7年連続となる2ケタ盗塁を達成。節目の1000安打も残り13本に迫り、ゴールデングラブ賞4度の外野守備も評価が高い。171センチと小柄ながら大きな故障がないタフさも魅力だ。

「今年はこの近本に加え、岡本和真吉川尚輝中川皓太の巨人勢、投手では高橋光成(西武)、柳裕也中日)、野手では辰己涼介楽天)、松本剛日本ハム)がFA権を取得予定。巨人勢はさておき、高橋や辰己はポスティングによるメジャー挑戦を直訴するとみられている。柳、松本は実績はありますが、近年は不振に悩んでいる。近本が最大の注目株であるのは間違いありません」(某球団編成担当)

 巨人は、今オフのメジャー挑戦がウワサされる岡本、衰えが著しい坂本の後釜となる内野手の補強が急務と言えるが、近本がターゲットになる可能性は十分にある。

「内野手は、来日8年目のソト(ロッテ)が国内FA権を取得し、来季から日本人選手扱いになる見込み。現在も4番を打ってはいるものの、打率.193、6本塁打。36歳を迎え、衰えは顕著です。内野手のFA補強は難しいでしょうけど、巨人は中堅手も欲しい。ベテランの丸は故障がちで、助っ人のヘルナンデスも来日2年目の今季はライバル球団に研究され、4月に二軍落ちを経験するなどパッとしない。まして近年は1番打者を固定できていない。近本はうってつけの選手と言えます」(同)

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