元ロッテのセラフィニは義父殺しで終身禁固刑が濃厚…重大犯罪に手を染めた助っ人外国人の面々
元助っ人外国人が引退後、重大犯罪をやらかして終身刑や30年以上の禁錮刑を宣告されるのは、これが初めてではない。
07年にはロッテと中日で3年間プレーしたメル・ホールが、自分がコーチを務める女子バスケットボールチームに所属する14歳と12歳の少女とセックスしていたことが発覚。未成年者に対する性的暴行と強姦の容疑で逮捕され、裁判で「禁錮45年」を宣告されて現在も服役中だ。
元助っ人の中には、88年にヤクルトでプレーしたダグ・デシンセイのように重大犯罪に手を染めながら、腕利きの弁護士を雇って長期刑を回避したケースもある。
デシンセイがやらかしたのは「株のインサイダー取引」。引退後、ロサンゼルス郊外で不動産会社を経営していたが、裏では株のインサイダー取引に手を染め、09年に医療関連の新興企業が近々大手企業に買収されるという内部情報を入手して大儲けした。しかし、監視当局が取引の流れに不自然な点があることに気付いて捜査を開始したため、デシンセイは逮捕されて裁判を受ける身となった。経済金融分野でインサイダー取引は重大犯罪で、最大20年の禁錮刑を宣告される可能性があった。デシンセイはそれを避けるため金融犯罪専門の弁護士を雇って、裁判所にインサイダー取引で得た儲け額よりはるかに多い金額を罰金として支払う用意があることを伝え、罰金として250万ドル(約3.7億円)支払うことで司法取引が成立し、塀の中に落ちずに済んだ。