闘病生活を経て“鬼門の77歳”を乗り切り、命のありがたみを噛み締めながらサッカー界の今後を考えた

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 月曜から金曜まで週に5回。土日の休みをはさんで3週間(15回)が経過した時、主治医に「残りの18回、1回を長めにやって回数を減らしましょう」と言ったら「そんなんしたら死ぬで」と真顔で返されてしまった。

 抗がん剤は飲み薬タイプだった。「そういえば何回か飲んだような気がする」くらいの感覚しかないな。今は手術をした病院に2カ月に1回ペースで検診に通っている。

 治療の後遺症なんだろう。咽喉の周りの皮膚がただれたようになった。 季節の変わり目や雨模様の前後、声がかすれるような時がある。それ以外はどうもない。来年で術後10年を迎える。個人的には「もう心配ない」と思っている。

 サッカー界には「77歳は鬼門」という風説があった。

 東京五輪とメキシコ五輪で監督を務め、誠実な人柄で知られた長沼健さん(第8代JFA会長)と日本代表をコーチとして支えた平木隆三さん(元日本ユース代表監督、J名古屋初代監督)が、相次いで「77歳」で死去されたからである。

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