ロッテ・サブロー新監督が標榜する「昭和のキャンプ」…伝説の鬼コーチが壁を背にして酒を飲んだワケ
「練習前の早朝特打。ボールが全然当たらない私に長嶋監督はこう言った。
『マツ、打ったボールをホームベースにたたきつけてバウンドさせろ!』。
水平に振っても当たらないのに真下に切り下ろすような大根斬り……。毎日ボロボロになるまで振り続けた」
高橋氏はこう言う。
「私は高知商、中大時代から、必要だと思うことは徹底的に妥協なく後輩にもやらせてきた。大学を卒業してからは、例えばスナックで飲んでいても常に壁を背にして飲んでいました。中には私を恨んで、復讐してやろうと思うやつがいるかもしれない。後ろから襲われてやられたら悔しいからね。やらされる選手は大変だったろうが、やらせる私たちもそれくらいの覚悟を持っていたということです」
量より質の時代に逆行する〝昭和のキャンプ〟〝厳しい練習〟を宣言したからには、首脳陣の覚悟も問われそうだ。
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ところで、退任した吉井前監督といえば、今ではすっかり寡黙なイメージが定着しているが、若手時代は「激情家」としての一面をのぞかせていた。コーチの長時間にわたる説教中に「プッツン」したこともあるそうだ。いったいどういうことか。
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