八角理事長が横綱・大の里を語る 必ずしも休場がクスリにならないワケ
控えの座布団では心ここにあらず
横綱らしからぬ相撲だった。
2横綱2大関が全滅した天覧相撲から一夜明けた昨19日の9日目。琴桜と安青錦の2大関は前日の借りを返したものの、両横綱はいずれも惨敗。立ち合いで当たってから引いて自滅した豊昇龍はまだしも、“重症”なのが大の里(25)だ。立ち合いで若元春にもろ手突きを繰り出すも、相手を止めることができず。左下手を許して右からおっつけられると上体が起きてしまい、抵抗する間もなくアッサリ寄り切られた。
控えの座布団では心ここにあらず。支度部屋では「しっかりと気持ちと体をつくって取り組まなきゃいけない」とした上で、体の状態について聞かれると、「ここまできたら気持ちだと思うんで、しっかりつくっていきます」と声を絞り出した。
大の里は先場所終盤に左肩鎖関節を脱臼。前日18日は伯乃富士に左胸を押されると、痛みに悶えながら土俵を割った。これまでは体調を聞かれても「大丈夫です」と答えていたが、いつまでもごまかし切れないと悟ったのだろう。
もっか6勝3敗。残り2勝で勝ち越しが決まるが、今の内容では確実とは言い切れない。横綱の地位を考慮すれば、休場が視野に入っても不思議ではないだろう。
出場か休場か――。この難しい判断について、元横綱・北勝海の八角理事長(62)は日刊ゲンダイ記者にこう言った。


















