大谷も「勝てる要素のある試合」と悔いた 侍J最悪のWBC8強止まり…井端監督チグハグ采配の痛恨
なぜ牧に代打を送らなかったのか
「1-2で迎えた三回に佐藤(輝明=阪神)の二塁打で同点、なおも1死二、三塁から森下(翔太=阪神)が一時勝ち越しの3ランを放ち、一気に流れが日本に傾いた。残念だったのは、その後の継投策です。先発した山本由伸(ドジャース)を四回限りで降板させると、代わった2番手の隅田(知一郎=西武)が2ランを被弾し、4番手の伊藤(大海=日本ハム)が逆転3ランを浴びた。由伸は二回までに2点を失ったものの、以降は1安打4奪三振。80球の制限がある球数が69球になっていたとはいえ、エンジンがかかってきていただけに続投させる選択肢があったのではないか。球数制限に達せば、後続投手はイニング途中に登板することになる。井端監督のリリーフ陣への配慮は理解できますが、当初から懸念されていたリリーフ専門の投手が少なかったことが、采配の足かせになったように思います」(評論家の橋本清氏)
攻撃では、3点を追う八回に2死一、二塁のチャンスをつくり、7番の牧秀悟(DeNA)を迎えた場面だ。
「今大会の牧は通算2安打で打率1割台。相手投手は右でもあり、ベンチには左打者の小園(海斗=広島)も近藤(健介=ソフトバンク)もいた。近藤も今大会は結果が出ていませんでしたが、最終回の1死走者なしの場面で代打に出すなら、八回のチャンスに懸けてもよかったのではないか。いずれにしろ、追う展開ということを考えれば、代打で勝負をかけてもよかったと思います」(前出の橋本氏)
なかなか状態が上がってこなかった、岡本和真(ブルージェイズ)と村上宗隆(ホワイトソックス)にこだわりすぎたという声もある。最後の打者となった大谷翔平(ドジャース)は「力で最後押し切られた印象です」と言いつつ、「勝てる要素のあるゲームだったと思う」と振り返った。
悔いの残るゲームで、侍ジャパンの連覇の夢はついえた。


















