プロ野球予算、親会社の広告費で赤字補填は過去の話 華やかな世界の“裏側”を教えます
最後にシーズン途中の補強です。多くの球団は一定の予備費(少なくとも1億円程度)を持っていますが、途中補強は金額だけの問題ではありません。意思決定の速さがものをいいます。たとえば22年の秋山翔吾の広島入りは、3年総額5億円規模。こういう動きは、球団の覚悟が問われる補強です。
これが上場企業の球団だと、社長を含む経営陣、とりわけ財務や経営管理を担う立場の人たちの腰が重くなりがちです。緊急補強が当たれば英断ですが、外れれば「編成の失敗をお金で埋められなかった」と見られかねない。稟議も増えますし、責任も問われます。だから現場は欲しくても、フロントは慎重になる。
華やかなプロ野球の裏では、実はサラリーマン社会とそう変わらない人間模様が、今も繰り広げられているのです。



















