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森本潔元プロ野球選手

1942年、愛媛県出身。立教大を中退し、三協精機を経て63年に阪急ブレーブスに入団。5番打者として長く活躍し、オールスターにも選ばれた67年は球団史上初のリーグ優勝に貢献。巨人との日本シリーズでは首位打者に輝き、ベストナインも受賞した。77年から中日に移籍し、79年に引退。引退後は評論家活動や、会社経営などを行った。通算1450試合、1122安打、146本塁打、572打点、打率.248。

異なる情報が錯綜した「森本造反事件」の真実…コーチと衝突、試合に遅刻「俺はしていないよ」

公開日: 更新日:

 この「森本造反事件」は、当時から後年の記事などに至るまで、異なる情報が錯綜している謎の騒動だ。本人の証言をもとに、何が真実であったのかを解明していきたい。伏線は、問題の前日、9月22日に日生球場で行われた対近鉄戦にあった。

「その試合で、俺の前にランナーが出て、バントのサインが出たんだ。まだ序盤だったから、そんなサインが出るとは思っていなかったので、1球目はバントの構えもせずに見送った。すると、コーチに呼ばれて、『バントのサインだぞ』と、念を押された」

 森本は次の球をバントの構えのまま「意識的に」ファウルにした。反逆児的な主人公が登場する野球マンガにありそうなシーンだ。「そのあと、ヒットを打って一塁に出た」と言うが、これは記憶違いで、記録を調べると四球で出塁している。

 この一部始終が西本幸雄監督の逆鱗に触れ、森本は2打席で懲罰交代となった。

 翌日、同じカードがダブルヘッダーで行われたが、第1試合のスターティングメンバーに森本の名前はなかった。

 過去にこの事件について書かれた雑誌記事に、「第1試合に遅刻して出られなかった」と書かれたものがあるが、これは間違いである。

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