違う人生を見せてくれる海外文学にハマろう編

公開日: 更新日:

「スクープ」イーヴリン・ウォー著、高儀進訳

 亡くなった牧師の妻から頼まれ、著作を完成させたウィリアム・ブートは「デイリー・ビースト」紙の特命記者に任命され、内戦が勃発しているアフリカのイシュメイリアに行くことに。実はパタゴニアの体験記を書いた作家ジョン・ブートを指定されたのに、編集局長が間違えたのだ。

 外国に行ったことのないウィリアムは、荷物が飛行機に積み込まれた後で、必要なビザを取ってないことに気がつくという体たらくだった。なんとか入国したウィリアムに電報で指示が送られてくるが、なかなか記事が送れない。だが、特別ソビエト代表が車掌に変装して潜入したという他の記者のスクープがガセネタだと判明した後、ウィリアムはとんでもない情報をつかんだ。自分の名が世界史に載ることになる!

 スクープ合戦で狂奔する新聞記者の姿を風刺した傑作長編。(白水社 2400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?