「師走の扶持」澤田瞳子著

公開日: 更新日:

 京にある鷹ケ峰御薬園で薬師をしている真葛のところに、医師から紹介されたという寺侍の娘、蓮がやってきた。16歳というが、13、14歳にしか見えないきゃしゃな娘だ。蛍狩りで知り合った男を好きになり、妊娠したが、それを告げたら男が水子になるのを防ぐという丸薬をくれた。飲んでいいかと尋ねられた真葛は、その丸薬が堕胎に用いる檳榔子の匂いがするのに気づく。しかも、その男というのは、兄嫁が真葛にもってきた見合いの相手だった。真葛は真相を探るために、断るはずだった見合いの相手と会ってみることにする。(「撫子ひともと」)

 薬草を通じて人々の心を癒やす女薬師を描く6編の時代小説。(徳間書店 1600円+税)


【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  4. 4

    ロッテ前監督・吉井理人氏が2023年WBCを語る「大谷とダルのリリーフ登板は準決勝後に決まった」

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 7

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  3. 8

    《国分太一だけ?》「ウルトラマンDASH」の危険特番が大炎上!日テレスタッフにも問われるコンプライアンス

  4. 9

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  5. 10

    現役女子大生の鈴木京香はキャピキャピ感ゼロだった