【殺人事件報道】人が人を殺める――。この究極の行為の底に横たわる人生の不可思議と社会への批判を見よ。

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「前略、殺人者たち」小林俊之著

 週刊「フライデー」の創刊まもないころから事件記者として30年余。その間おもに殺人事件報道を手がけてきた著者。写真誌ゆえに決定的ショットを求めて警察に先んじ、プライバシー侵害ぎりぎりの取材も辞さない。連続幼女誘拐殺人の宮崎被告の部屋に潜入し、大阪・池田小事件の乱入犯の実父とは飲み仲間にまでなってしまう。「人の不幸で飯を食わせてもらった」と吐露する著者が取材を通して目撃したバブル期から2010年までの日本社会の素顔。それぞれの事件当時の取材写真を多数ちりばめた行間から昭和と平成の歩みが浮かび上がる。(ミリオン出版 1500円+税)


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