【殺人事件報道】人が人を殺める――。この究極の行為の底に横たわる人生の不可思議と社会への批判を見よ。

公開日: 更新日:

「前略、殺人者たち」小林俊之著

 週刊「フライデー」の創刊まもないころから事件記者として30年余。その間おもに殺人事件報道を手がけてきた著者。写真誌ゆえに決定的ショットを求めて警察に先んじ、プライバシー侵害ぎりぎりの取材も辞さない。連続幼女誘拐殺人の宮崎被告の部屋に潜入し、大阪・池田小事件の乱入犯の実父とは飲み仲間にまでなってしまう。「人の不幸で飯を食わせてもらった」と吐露する著者が取材を通して目撃したバブル期から2010年までの日本社会の素顔。それぞれの事件当時の取材写真を多数ちりばめた行間から昭和と平成の歩みが浮かび上がる。(ミリオン出版 1500円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る